東京, 10月23日, /AJMEDIA/
新しいSPを滑り終えた坂本の表情はさえなかった。「ミスを最低限に抑えたっていう感じ。あまり納得のできないSPになった」。71点台でトップに立ったものの、反省が口を突いた。
人気歌手ジャネット・ジャクソンさんの曲で、独創的な振り付けに挑戦したプログラム。ただ、GP初戦の今大会には、満足できる状態まで仕上げられなかったという。演技途中から「ちょっとまずいなと思いながらやっていた」。それでも、冒頭からの二つのジャンプを着氷。最後の3回転フリップ―3回転トーループは、二つ目を「とっさの判断で」(坂本)2回転に。大きなミスなくまとめた。
昨季の世界選手権で優勝し、女王として臨む今季も「重圧はない。(昨年までと)同じ状態で挑めている」と強調してきた。海外GP初制覇が懸かるフリーへ、「本当に切り替えてやらないといけない。万全な体調で挑みたい」と力強く話した。