日本、流れ続かず惜敗 真鍋監督「これも勉強」―世界女子バレー

東京, 10月12日, /AJMEDIA/

 ベスト4の壁は高かった。マッチポイントを握られた最終セット。ブラジルの強打に食らい付き、石川につないだボールは無情にも日本コートに落ちた。五輪連覇の経験もある強豪をあと一歩まで追い詰めながらも惜敗。真鍋監督は「最後はブラジルの勝負強さに負けた。これもいい勉強」。努めて前を向いた。
 石川のジャンプサーブが効き、第2セットまでは一度もリードを許さない。ブロックで相手アタッカーのコースを限定。リベロの福留を中心に粘り強く拾い、コンビ攻撃で的を絞らせなかった。
 相手がメンバーを入れ替えた第3セットから流れが変わった。日本の攻撃パターンも読まれ始め、「決まっていた一本が決まらない」とセッターの関。安定したレシーブが持ち味の林はチーム最多の21得点と攻守に奮闘したが、「ディフェンスの勝負どころで取り切れなかった」と悔やんだ。
 総得点では日本が上回り、指揮官は「数字で勝って、試合で負けた」。ブラジルに対して1次リーグに続く連勝とはいかなかったが、主将の古賀は「しっかり強豪国と戦えたのは自信にしていい」。悔しさをかみしめながら、手応えを口にした。

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