東京, 9月18日, /AJMEDIA/
「ばくはつだ!ばくはつだ!ばくはつだ!げいじゅつだ!」
耳に残るテーマソング。
そして、必殺技は「芸術は爆発だ!」
べらぼうな特撮ヒーロー「タローマン」に注目が集まっています。
芸術家、岡本太郎の言葉を体現したタローマン。
なぜ今、人々の心に響いているのでしょうか?
芸術の巨人、そうタローマンである
タローマンは今年7月、NHKのEテレで深夜に放送された特撮ヒーローです。太陽のマスクをかぶった独特の顔が印象的です。
「でたらめをやってごらん」
「好かれるヤツほどダメになる」
1話5分で全10話。各話のタイトルには、それぞれ岡本太郎が残した名言が使われています。
戦う相手の“奇獣”は、岡本太郎の作品がモチーフになっています。
ただ、タローマンは正義の味方ではありません。
奇妙な踊りを踊ったり、ビルの屋上のタンクをちぎって水を飲んだり。
シュールででたらめなやり取りで戦います。
タローマンはどうやって誕生したの?
タローマンはどうやって誕生したのか。
それを探るため制作者のもとを訪れると、奇獣が出迎えてくれました。
マスクの中身は、タローマンの監督を務めた藤井亮さんです。
展覧会が開かれるのに合わせて、岡本太郎の言葉をテーマにした映像作品を作ってほしいと依頼された藤井さん。
若い人に知ってもらうためにはどうすればいいか考え、特撮ドラマを思いついたといいます。