三井住友FG、SBIに出資へ 最大1割、ネット証と連携

東京, 6月22日, /AJMEDIA/

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)が、インターネット金融大手SBIホールディングスに出資する方向で最終調整していることが21日、分かった。出資割合は最大で1割程度とみられる。厚い顧客基盤を有するメガバンクと、国内最大規模のネット証券を傘下に持つSBIがデジタル分野などで連携を深め、収益の拡大を目指す。
 SBIが行う第三者割当増資を三井住友が引き受ける方向。出資額は数百億円程度になる見通しだ。
 三井住友はSMBC日興証券を子会社に持つが、ネット証券分野の強化が課題となっていた。一方でSBI証券は若年層などに強みを持つものの、収益の源泉となる預かり資産では富裕層も顧客とする対面型の大手証券に劣る。三井住友が傘下の銀行も含めて抱える幅広い顧客とネット証券の技術を組み合わせ、相乗効果を狙う。

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