没後74年 太宰治が晩年に描いた肖像画 初公開 東京 三鷹

東京, 6月21日, /AJMEDIA/

作家、太宰治が亡くなってから今月で74年。太宰が描いた肖像画が晩年を過ごした東京 三鷹市に寄贈され初めて公開されています。

今回初めて公開された肖像画は縦33センチ、横24センチの大きさで、太宰治を担当していた編集者の遺品から見つかって、太宰が晩年を過ごすなどゆかりがある三鷹市に寄贈され、「三鷹市美術ギャラリー」で今月から展示されています。

肖像画は、市がすでに保有している太宰の作品と同様に油絵の具が大胆に使われる特徴があったことなどから晩年の太宰が描いたものと判明したということですが、モデルが誰かは分からないということです。

名古屋市から訪れた女性は「文学作品から繊細な絵を描くような人物のイメージを持っていたが、感情をぶつけるような小説とは違う一面が見えて、びっくりしました」と話していました。

学芸員の吉永麻美さんは「独特の色づかいや筆の運びの力強さは『野獣派』とも言われている。モデルが判明していないが、そこが、この作品のミステリアスな魅力で、誰を描いたのか想像しながら見ると、親しみが湧くと思う」と話していました。

作品は「三鷹市美術ギャラリー」で来月24日まで展示されています。

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