東京, 6月16日, /AJMEDIA/
昨年の東京パラリンピック陸上男子400メートルと1500メートル(ともに車いすT52)で金メダルを獲得した佐藤友祈(モリサワ)が、4月から新たに100メートルに取り組んでいる。12日までの日本選手権では、3位ながら18秒03の自己ベストをマーク。「国内で僕より速い選手がいるので、そこをどんどん打破したい」と意欲的だ。
もともとスプリントが得意ではなく、100メートルの挑戦には消極的だった。しかし、2024年パリ・パラリンピックの実施種目から1500メートルが除外され、「(獲得可能な)金メダルの数が1個だけになってしまうのが僕自身、納得がいかない」と考えるようになった。
佐藤はトップスピードを長くキープできるのが強みだが、短距離で重要な加速には課題があった。100メートルのスタート直後では、自分が2回こぐ間に周囲は1、2回多くこいでいるという。今はスタートを重点的に練習しており、「スピードメニューに取り組んで、少しずつ改善できている」と確かな手応えがある。
パリで目標とする100メートルでの金メダルには、自己ベストを1秒以上縮めて16秒台にする必要がある。厳しい数字だが、経験が浅い分だけ伸びしろも大きい。「人間、苦手なことでもしっかりチャレンジして積み上げていけば、結果につながることを証明するためにやっている」。2年後の大舞台まで、自分を鍛え抜く覚悟だ。