東京, 6月2日, /AJMEDIA/
「追加費用一切なしのお得な定額パック」とうたいながら、不用品回収の際、事前に説明のない高額な処分費用を請求していたとして、消費者庁は1日、消費者安全法に基づき「ADW」(東京都港区)と「Triple R」(福岡県桂川町)の2社を公表し、注意喚起した。
同庁によると、2社は運営するウェブサイト「KADODE」や「不用品買取センター」で、定額で不用品回収を行うと告知。不用品や粗大ごみをトラックに積んだ後、「定額料金以外に別途処分料がかかる」「不用品が重い」などと説明し、処分費用を別途請求していた。2万円の定額パックを利用したつもりが、60万円請求された例もあったという。
全国の消費生活センターには、2社に関し391件の相談が寄せられていた。
同庁は、「料金を支払った場合でも、消費生活センターが交渉して返金された例もある。すぐに最寄りのセンターなどへ相談してほしい」と呼び掛けている。