東京, 4月20日, /AJMEDIA
グテレス国連事務総長は19日、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、21~24日に人道目的の停戦に応じるよう両国に要請した。キリスト教東方正教会が24日に復活大祭(イースター)を迎えることを受けた提案。
ウクライナ東部を中心に戦闘が激化する中、国連として避難や支援活動の安全確保を目指す。ただ、ロシア側の反応は明らかでなく、停戦実現の見通しは不透明だ。
グテレス氏は国連本部で非暴力の象徴として知られる彫刻「発射不能の銃」の前で声明を読み上げ、「この先に待ち受ける恐怖は、私たちがこれまで見てきた猛攻撃や民間人の犠牲がかすんで見えるほどのものになるかもしれない。それは許されない」と強調。激しさを増すロシア軍の攻撃を非難した上で、イースターは再生、復活、希望の季節だとして「結束する瞬間になるべきだ」と訴えた。