東京, 2月21日, /AJMEDIA/
7年後の2032年に地球に衝突する可能性が指摘されていた小惑星について、NASA=アメリカ航空宇宙局は、詳しい観測の結果、衝突する確率が0.28%まで大幅に下がったと明らかにしました。
NASAによりますと、去年12月に発見されたこの小惑星は、大きさがおよそ40メートルから90メートルと推定され、2032年12月22日に地球に最も近づく軌道を移動しています。
この小惑星が地球に衝突する確率について、NASAは一時、この規模の天体の中ではこれまでで最も高い3.1%と推定していました。
これについてNASAは20日、詳しい観測で得られたデータを反映させた結果、地球に衝突する確率が0.28%まで大幅に下がったと明らかにしました。
また、現時点でのこの小惑星の危険性は、「トリノスケール」と呼ばれる国際的な尺度で、11段階中、下から2番目に相当するとして、衝突の確率は極めて低く一般の人々が心配するような水準ではないと分析しています。
さらに、より正確な軌道が分かれば地球に衝突する可能性がゼロとなることもありえるとしていて、NASAでは、各国の研究チームとも協力しながら観測を続けることにしています。