東京, 8月6日 /AJMEDIA/
去年、14年ぶりに日本の新たな宇宙飛行士の候補者に選ばれた諏訪理さんと米田あゆさんが、都内の航空会社の施設で訓練を行う様子が報道陣に公開されました。
諏訪さんと米田さんは、去年2月に日本の新たな宇宙飛行士の候補者に選ばれたあと、無重力に近い環境を体験する訓練や、小型飛行機の操縦など宇宙飛行士の基礎訓練に取り組んでいます。
5日は都内の航空会社の施設でフライトシミュレーターを使った訓練に臨み、飛行機を操縦している際に緊急事態が発生したことを想定して素早く状況を判断し対処する手順を確認しました。
この訓練は、地上の管制官からの情報を元にチームで対処するプロセスが国際宇宙ステーションなどでの任務に通じることから実施されています。
訓練のあと2人は、教官役のパイロットとともに結果を振り返り、役割を分担しながら優先順位を決めて対処することの重要性を確認していました。
2人は早ければことし10月ごろにも正式に宇宙飛行士に認定される予定です。
米田あゆさん「成長し 認定の日を待ちたい」
米田さんは「一つ一つの訓練で今以上に成長し、認定の日を真摯(しんし)に待ちたい」と抱負を述べました。
諏訪理さん「一日一日を大切に」
また、諏訪さんは「学べることはすべて学び、きちんと準備ができたという心持ちで認定してもらえるよう、一日一日を大切にしていきたい」と話していました。