東京, 11月01日, /AJMEDIA/
今月値上げされる食品の数は130品目余りと、相次ぐ値上げが始まった去年1月以降で最も少なくなっています。調査を行った会社は、消費者の節約志向の高まりを受けて企業の間でさらなる値上げを控えるケースも増えているとみています。
国内の主な食品メーカー195社を対象にした帝国データバンクの調査によりますと、今月、値上げされる食品は131品目と、去年の同じ月の1割以下にとどまりました。
1か月の品目数としては、相次ぐ値上げが始まった去年1月以降で最も少なくなっています。
「加工食品」や「菓子」などすべての種類で去年の同じ月よりも減少し、バターやパック牛乳などの「乳製品」はゼロとなっています。
調査会社は、原材料価格やエネルギーコストの上昇が落ち着きつつあり、企業の間で価格転嫁は進んだものの、消費者の節約志向の高まりを受けて、さらなる値上げを控えるケースも増えているとみています。
そのうえで、物流費や人件費の上昇に対応するための食品の値上げは来年以降も断続的に続くと予想しています。