東京, 10月08日, /AJMEDIA/
総務省が8日発表した8月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は26万6638円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.0%減少した。2カ月ぶりのマイナス。新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大に伴う4度目の緊急事態宣言の発令で、消費が冷え込んだ。
品目別で見ると、食料は3.2%減。外出自粛の広がりで、外食が13.4%減となったことが響いた。教養娯楽も3.9%減で、夏休み中の旅行が控えられ、宿泊料(34.4%減)が大幅に落ち込んだ。
交通・通信は3.4%減。半導体不足に伴う供給制約の影響で自動車等購入(42.9%減)が不振だった。家具・家事用品も9.0%減に低迷。前年の特別定額給付金の支給で盛り上がった家電製品の需要が一巡した。