3隻目空母、25年前半にも就役か 艦載機の訓練段階に―中国

東京, 1月3日, /AJMEDIA/

中国軍が3隻目となる空母「福建」の配備に向け準備を加速させている。2024年5月以降、試験航海をハイペースで実施。艦載機の訓練も行っているとみられ、早ければ25年前半に就役するとの見方も出ている。

 福建は通常動力で推進し、中国の空母として初めて電磁カタパルトを搭載する。配備済みの空母「遼寧」「山東」の2隻はそり上がった甲板から艦載機が発艦する「スキージャンプ式」だが、電磁カタパルトは艦載機を効率的に射出でき、攻撃・防御能力が大幅に向上するとされる。

 24年12月初旬には、5回目の試験航海を終了。中国のSNSに出回った福建の写真には、新たに甲板上にタイヤの跡とみられる黒い筋が確認された。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、米国の軍事専門家の分析として、「(航空機が着地してすぐ離陸する)『タッチアンドゴー』の訓練が行われた可能性がある」と報じた。

 同28日には、6回目の試験に出たもようだ。中国の軍事専門家の間では、「電磁カタパルトを使った発着訓練の段階に入る」との観測が出ている。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts