東京, 10月20日, /AJMEDIA/
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は20日午後(日本時間21日午前)、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、緊急会合を開く。安保理筋が19日、明らかにした。
北朝鮮をめぐる安保理の会合は、北朝鮮がミサイル活動を活発化させた9月以降、3回目となる。ただ、過去2回は声明を出せていない。今回も理事国が「一致したメッセージ」を発することができるかが、まず焦点となる。
北朝鮮による弾道ミサイル発射は、安保理の対北朝鮮制裁決議で禁止されている。国連のハク事務総長副報道官は19日、「海上から発射されたとの報道を含め、直近の北朝鮮による(ミサイル)発射を懸念している」と表明。北朝鮮に対し「安保理決議に基づく国際的な義務を順守し、朝鮮半島の完全で検証可能な非核化に向け、外交努力を早急に再開するよう求めている」と述べた。
韓国軍によると、北朝鮮は19日、東部の咸鏡南道・新浦沖から日本海に向けて短距離弾道ミサイルを発射。朝鮮中央通信は20日、ミサイルは新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)だったと伝えた。