東京, 9月1日, /AJMEDIA/
日本が再び観衆を総立ちにさせた。最終クオーターで大量33得点の逆転劇。ホーバス監督は「このチームは諦めない。相手は最後、疲れると思った」。40分間を走り抜き、前回大会で2次リーグに進出した実績を持つベネズエラを粉砕した。
比江島、経験生かし活躍 バスケW杯
相手は前日からの連戦で、さらに主力2人をけがで欠く。スピードで圧倒したかったが、序盤はミスが目立った。ゴール下を支えてきたホーキンソンも、相手の徹底マークに遭った。
1次リーグでは3試合で全体4位の70得点を挙げ、36リバウンドは全体1位タイ。「この大きな舞台でもやれるんだ、という自信はあった。いい数字を残せた」。誰よりも長くコートに立ち、チームを支えた存在は疲労もあり封じられた。
それでも、守備でプレスをかけ続けて相手のスタミナを削った。後半に相手の足が止まると、渡辺や比江島らの3点シュートで畳み掛け最大15点差をひっくり返した。渡辺は「しんどい試合だった。このチームが誇らしい」と汗を拭った。
日本にとってW杯では56年ぶりの大会2勝目。目標とするアジア勢最上位へ王手をかけた。指揮官は「あと1勝。でも簡単じゃない」。夢の扉に手を掛けても気持ちは緩めない。