高梨、蔵王山で保護活動 「100年後も自然残したい」―スキージャンプ

東京, 6月29日, /AJMEDIA/

ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(26)=クラレ=が子どもたちと一緒にごみ拾いをしながらトレッキングをするイベントが24日、山形市のアリオンテック蔵王シャンツェで開かれた。競技を通して雪山の環境に危機感を抱いていたという高梨は「100年後も自然を残したい」と訴えた。
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 イベントは高梨が発起人となり5月に立ち上げた「JUMP for The Earth PROJECT」が主催。雪山の自然を守り、スノースポーツができる環境を次世代に残す目的で活動を展開する。「小さい頃は自然の雪で競技することが当たり前だったが、人工雪を使う比率が大きくなり不安を感じた」。高梨は行動のきっかけについてそう語った。
 この日はプロジェクトとして初めての活動。15歳だった2012年3月にワールドカップ初優勝を飾ったジャンプ台がある蔵王山を、小学生や保護者ら約200人と歩いた。終始笑顔で子どもたちと自然に触れ「みんな楽しんでいる様子で、私も楽しめた。自然の良さを知ることが一番」と話した。
 今後も各地で活動する計画で、「小さなアクションを積み重ねて大きな一歩にしたい」と意気込む。「成績を残さないと、発言に重みが出ない」と競技への意欲も新たにした。

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