東京, 10月05日, /AJMEDIA/
韓国の情報機関は、北朝鮮のハッカー集団が韓国の造船会社にサイバー攻撃を仕掛け、軍艦の建造に必要な情報を不正に入手しようとしていたと発表しました。
韓国の情報機関、国家情報院は、ことし8月から先月にかけて、北朝鮮のハッカー集団が韓国の複数の造船会社に対し、集中的にサイバー攻撃を仕掛けた形跡を確認したと4日、発表しました。
それによりますと、ハッカー集団は造船会社の社員にフィッシングメールを送信するなどして、内部情報の不正入手を試みていたとしています。
国家情報院は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が軍艦の建造を指示していたとして、これを背景にサイバー攻撃が行われたと分析しています。
キム総書記は先月、「戦術核攻撃潜水艦」の進水式に立ち会ったほか、船舶関連の国営企業も視察して、海軍の軍事力を強化する方針を示していました。
国家情報院は、北朝鮮のサイバー攻撃が今後も続くとみて、造船会社や船舶部品のメーカーなどにセキュリティー管理を徹底するように呼びかけています。