静岡・山口、参院2補選が告示 衆院選の前哨戦、与野党対決

東京, 10月07日, /AJMEDIA/

参院静岡、山口両選挙区補欠選挙が7日、告示された。岸田政権発足後、初の国政選挙。19日公示、31日投開票の衆院選を目前に控え、与野党が激しくぶつかり合う。投開票は24日。補選期間中に衆院選が公示されるのは異例だ。

 告示に合わせ与野党幹部が静岡に入った。岸田文雄首相はJR静岡駅前で街頭演説し「この後には衆院選が控え、未来につながる大切な選挙だ」と強調。「『岸田に任せる』という意思をいただき、思い切って新型コロナウイルス対策、経済対策を実現したい」と支持を訴えた。

 共産党の田村智子政策委員長は静岡市内で演説し「安倍、菅両政権から政治の中身は転換していない。政権交代で転換を成し遂げよう」とアピール。国民民主党の玉木雄一郎代表も街頭演説し、コロナ禍に触れ「傷ついた生活や経済を回復させるために必要なのは減税や給付だ」と主張。「衆院選の前哨戦で、負けるわけにはいかない」と支援を求めた。

 静岡補選は自民党の岩井茂樹元国土交通副大臣の辞職に伴う。山口補選は衆院選にくら替え出馬する同党の林芳正元文部科学相の辞職による。

 静岡補選には自民党新人で元御殿場市長の若林洋平(49)=公明推薦=、無所属新人で元県議の山崎真之輔(40)=立憲民主、国民民主推薦=、共産党新人で党県常任委員の鈴木千佳(50)の3氏が立候補した。

 山口補選には自民党前参院議員(比例代表)の北村経夫元経済産業政務官(66)=公明推薦=と、共産党新人で元県議の河合喜代(61)、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の元ユーチューバーへずまりゅう(30)=本名原田将大=両氏が出馬した。

 自民党は2議席とも獲得し、衆院選に勢いをつけたい考え。野党側は静岡で候補者が競合。山口でも一本化できず、共産党が独自に擁立した。

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