長野 老人ホーム女性殺害 元職員服用の向精神薬と似た成分検出

東京, 10月12日, /AJMEDIA/

長野県塩尻市の老人ホームで入所者の77歳の女性に薬物を飲ませて殺害したとして元職員が逮捕された事件で、女性の体内から元職員が服用する向精神薬と似た成分が検出されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、元職員が何らかの方法で向精神薬を飲ませた疑いがあると見て捜査を進めています。

塩尻市の老人ホームの元職員、望月大輔容疑者(40)は去年5月、施設の中で入所していた前田裕子さん(77)に薬物を飲ませて殺害したとして11日、殺人の疑いで逮捕されました。

警察などによりますと、元職員はふだんから処方された向精神薬を服用していて、その後の捜査関係者への取材で前田さんの体内からこの薬に似た成分が検出されていたことが、分かりました。

前田さんの死因は薬物中毒でした。

元職員は、この事件のおよそ1か月前に当時の同僚に対して自身が服用する向精神薬を入れた飲み物を飲ませて中毒症状にさせたとして傷害の罪で起訴され、現在、裁判が行われています。

警察は、元職員が前田さんにも何らかの方法で向精神薬を飲ませた疑いがあると見て捜査を進めています。

警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。

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