東京, 10月05日, /AJMEDIA/
鈴木宗男参議院議員がロシアを訪問したことについて、所属する日本維新の会の藤田幹事長は、事前に党側に相談がなかったのは問題だとして、5日の帰国後、本人から事情を聞き、処分を検討する考えを示しました。
日本維新の会の鈴木宗男参議院議員は、政府が渡航中止勧告を出しているロシアを訪れ、外務次官と会談しました。
去年2月のウクライナ侵攻後、日本の国会議員のロシア訪問が明らかになったのは初めてです。
これについて日本維新の会の藤田幹事長は、4日の記者会見で「党としてロシアを擁護するつもりは全くない。国会議員団の副代表である鈴木氏が執行部に事前に相談なくロシアを訪問したのは、党のガバナンスから外れていて問題だ」と述べました。
また、鈴木氏が党への届け出は秘書の手続きが遅れたと説明していることについては「しっかりした事務所なので、手続きに漏れがあるとは考えにくい」と指摘しました。
そして「ルール違反であり、処分しなければならない。あす帰国すると報告を受けているので、ヒアリングを行う」と述べ、帰国後、本人から事情を聞き、鈴木氏の処分を検討する考えを示しました。