東京, 3月9日, /AJMEDIA/
政府は8日、首相官邸で「新しい資本主義実現会議」(議長・岸田文雄首相)を開き、成長戦略の柱となる科学技術振興策を議論した。岸田氏は、次世代の重要技術となる量子技術と人工知能(AI)の開発を官民一体で強力に推進するため、「国家戦略」を策定する方針を表明。バイオ技術や先端医療などとともに、重点的に研究開発投資を拡大することを確認した。
今春にもまとめる新しい資本主義の実行計画に盛り込む。次世代の科学技術分野の振興を図り、低迷する国際競争力の強化につなげたい考えだ。
岸田氏は会議の席上、「研究開発投資の抜本強化が必要。実行計画に科学技術政策についての強い国家意思を盛り込んでいきたい」と語った。