東京, 7月25日, /AJMEDIA/
大相撲名古屋場所千秋楽から一夜明けた25日、初めて賜杯を抱いた逸ノ城が愛知県岩倉市の湊部屋宿舎でオンライン会見に臨み、「初優勝まで長かった。本当にほっとして、ゆっくり寝られた」と感慨深げに語った。
立ち合いを磨いて臨んだ今場所。初日から6連勝したが、「もしかしたらいけるんじゃないか」と気負って7日目から連敗を喫した。「これは駄目だ」と目の前の一番に集中し、トップを譲らなかった。
「一緒に来た仲間と優勝争いができて本当によかった」。千秋楽まで渡り合った相手が一緒にモンゴルから来日した照ノ富士だったことに、格別な思いがある。
「怪物」と騒がれた新入幕から約8年。腰のけがを乗り越え、復活の兆しを見せた大器は「前に出る相撲を取って、大関を目指していきたい」と宣言した。