東京, 7月20日, /AJMEDIA/
今年もフルスイングでファンを沸かせた。全パの柳田が豪快アーチを含む2安打2打点の活躍。昨年の第2戦に続いて最優秀選手(MVP)に輝き、「運はいいなと思う」と声を弾ませた。
一回、先頭から3連打で幸先よく先制に成功し、4番柳田は「続かないといけないな、と集中した」。なお無死一、二塁で、全セの先発村上のフルカウントからの6球目を中前へきっちりとはじき返し、2点目をもたらした。
圧巻は三回の第2打席。代わって間もない小笠原の初球を強振すると、打球は滞空時間の長い放物線を描いてバンテリンドームナゴヤの右翼席中段へ。「奇跡です。いいスイングができた」と自賛した一発には、本拠地で痛打された小笠原も「すごいのを打たれた。あのホームランは胸を張って帰れる」と言うしかなかった。
ソフトバンクを主将としても引っ張る34歳は、チームが9連敗で前半戦を終えていただけに「久々の勝ちなのでうれしい」とほっとした表情。第2戦は出身地・広島のマツダスタジアムに舞台を移し、本塁打競争も控える。「次もいいゲームにできるように頑張りたい」。地元での躍動を誓った。