東京, 12月08日, /AJMEDIA/
オーストラリアのモリソン首相は8日、記者団に対し、来年2月の北京冬季五輪に政府関係者を派遣しない方針を明らかにした。中国の人権侵害などが理由で、外交使節団を派遣しない「外交ボイコット」を表明したのは、米国に続いて2カ国目。欧州諸国なども同様の措置を検討しており、ボイコットの動きが今後広がる可能性がある。
モリソン氏は「豪州は(中国に)新疆ウイグル自治区の人権侵害や他の多くの問題を提起してきた」が、中国側は取り合わなかったと指摘。「豪州の政府当局者が五輪のために中国に行かないのは驚きではない」と述べた。
選手団は五輪に参加する。モリソン氏は「豪州はスポーツ大国だ。スポーツの問題とこうした他の政治の問題とは切り離す」と説明した。