訪朝終え、ハノイで首脳会談へ 孤立回避へ新興国抱き込み―プーチン氏

東京, 6月20日 /AJMEDIA/

 北朝鮮訪問を終えたロシアのプーチン大統領は日本時間20日未明、ベトナムの首都ハノイに到着した。同日午後、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談する。プーチン氏はこれに先立ってベトナム共産党機関紙ニャンザンに寄稿し、同国の「ウクライナ危機に対するバランスの取れた立場と、平和的解決策の模索を支援する意思」に謝意を表明した。

 5月に通算5期目に就任したプーチン氏にとって今回のアジア歴訪は、旧ソ連圏を除くと5月の中国に続く「2例目」の外遊となった。

 ウクライナ侵攻が長期化し、プーチン氏に国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ている中、孤立の回避と外交の正常化を内外に示す狙いがある。新興・途上国「グローバルサウス」のベトナムは西側諸国と違って対ロ制裁を科しておらず、ICCにも非加盟。抱き込みを図るのが目下の目標だ。

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