訪日客、過去最高ペース 1~5月で1464万人―政府観光局

東京, 6月20日 /AJMEDIA/

 日本政府観光局が19日発表した5月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月比60.1%増の304万100人となった。コロナ禍前の2019年5月との比較では9.6%増。日本への旅行に追い風となる円安傾向が続く中、韓国、中国、台湾、米国からの訪日客増加が全体を押し上げた。今年に入ってから5カ月間の累計は1464万人と、年間で過去最高を記録した19年の1~5月(1375万人)を上回った。

 観光庁の高橋一郎長官は記者会見し「このままのペースでいけば、24年は、旅行者数、消費額ともに過去最高を実現できる」と述べた。19年の訪日客数は3188万人。政府は「25年までに19年水準を超える」との目標を掲げており、前倒し達成の可能性も出てきた。中国からの訪日客数が5カ月で6.2倍となり、増勢をけん引している。

 5月の訪日客数を国・地域別に見ると、韓国が前年同月比43.3%増の73万8800人でトップ。労働節(メーデー)の連休があった中国は約4倍の54万5400人で2位。韓国と中国からは、日本への直行便の数も前年同月を上回った。3位は台湾の46万6000人で、米国が24万7000人で続いた。

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