東京, 1月3日, /AJMEDIA/
近年の鉄道は、少子高齢化、代替交通機関の整備、そしてコロナ禍でのリモートワークの普及によって、利用者が減少傾向にある。特に地方ローカル線では乗客減が深刻で、毎年のように駅や路線が廃止されているのが現状だ。
利用者の減少を食い止めるため、一部の鉄道事業者では、「観光列車」を運行している。ただ列車で移動するだけでなく、地域の魅力を伝え、時には沿線観光とも組み合わせることができる、いわば走る観光地だ。グレードはさまざまで、クルーズ客船の列車版と言うべき「クルーズトレイン」や、リーズナブルながら車内で地元名産の食品を提供する列車など、その種類も多彩。「SLやまぐち号」のようなSL列車もこの一つと言えよう。
筆者は先日、この観光列車の一つである「WEST EXPRESS 銀河」に乗車する機会を得た。そこで考えたのが、「観光列車でワーケーションはできるのか」。