親鸞にまつわる国宝や重要文化財など特別展 25日から 京都

東京, 3月25日, /AJMEDIA/

浄土真宗を開いた親鸞にまつわる国宝や、重要文化財などを集めた特別展が、京都市で25日から始まるのを前に内覧会が開かれました。
これは、浄土真宗を開いた親鸞が生まれた1173年から、ことしで850年になるのを記念して開かれるもので、会場の京都市東山区の京都国立博物館には、浄土真宗の各派が所蔵する、およそ180の彫像や書物などが展示されています。
このうち、真宗大谷派の本山、東本願寺に伝わる「教行信証」という書物は、鎌倉時代に親鸞自身が仏の教えを解釈してまとめて記したもので、国宝に指定されています。

何度も書き直した跡があり、親鸞が晩年まで模索を続けていたことをうかがわせます。
また、室町時代の僧侶、蓮如が描かせたと伝わる親鸞の肖像画は、浄土真宗本願寺派の本山、西本願寺が所蔵しているもので、国宝に指定されています。

このほかにも親鸞直筆の手紙や、ゆかりのある仏像なども展示され、親鸞が多角的に紹介されています。
京都国立博物館の上杉智英研究員は「昔から多くの人が親鸞の思想にひかれてきた。浄土真宗を信仰していない人でも楽しめると思うので、多くの人に来てもらい、親鸞の850回目の誕生日を祝いたい」と話しています。

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