被災半年、犠牲者に祈り 知事「前を向く」―能登半島地震・石川

東京, 7月01日 /AJMEDIA/

 能登半島地震の発生から1日で半年を迎え、石川県庁では馳浩知事や職員が黙とうをささげた。地震による直接死と災害関連死を合わせた犠牲者は281人に上り、被災地では住民が鎮魂と一日も早い復興を祈った。

 馳知事は職員への訓示で「この非常事態はまだ解除されていない。無念のうちに亡くなった人の思いを受け止め、しっかり前を向いて頑張っていこう」と語った。

 輪島市の半壊した自宅で今も1人暮らしを続ける橋爪すみさん(75)は「半年がたったが、復興は全然進んでいない」と嘆いた。隣の空き家が倒壊したままの状態で、市には解体を要望しているがいつになるか分からないという。「一人なので隣の家が倒れてきたりすると怖い。早く解体を進めてほしい」と話した。

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