被害状況の確認急ぐ 避難所に一時200人超―あすにかけ大雨警戒・能登地震

東京, 5月6日, /AJMEDIA/

 石川県能登地方を震源とした地震では、最大震度6強を観測した同県珠洲市で死傷者の多くが発生した。家屋の倒壊も相次ぎ、市は6日、被害状況の確認を進めた。
 珠洲市によると、はしごから転落した男性(65)が死亡したほか、2人が重傷、20人が軽傷を負った。総務省消防庁によると、富山県でも1人が軽傷を負った。
 珠洲市では複数の家屋が倒壊し、少なくとも2人が負傷した。他に下敷きになるなどした住民は確認されていない。
 市内の38世帯で断水が発生し、給水活動も行われた。13カ所の避難所が開設され、ピーク時には約250人が避難した。石川県能登町では3カ所の避難所に計21人が身を寄せたという。
 5日は午後2時42分ごろ、能登地方を震源とする地震があり、珠洲市で震度6強の揺れを観測。午後9時58分ごろにも同市で震度5強の揺れを観測した。気象庁によると、このほかに6日午前8時までに起きた地震は震度4が2回、同3が7回あり、活発な活動が続いている。
 石川県では6日夜から7日未明にかけて大雨となる所があるとみられ、同庁は土砂災害に警戒を呼び掛けた。7日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で能登地方120ミリ、加賀地方100ミリ。その後、8日午前6時までの同雨量は全県で50~100ミリ。

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