東京, 1月6日, /AJMEDIA/
京都の華道の家元「池坊」で、門下生が上達を願って、ことし初めて花を生ける「初生け式」が行われました。
「池坊」の「初生け式」は室町時代から続くとされる新春恒例の行事です。
5日は、はじめに晴れ着姿の門下生21人が華道発祥の地とされる京都市中京区の六角堂を参拝し、上達を祈願しました。
そして隣にある道場で間隔を空けて座り、ユキヤナギやセンリョウなどを生けていきました。
次期家元の池坊専好さんが門下生の作品を見て回り、生け方をアドバイスしていました。
専好さんも、コロナ禍から新たな一歩を踏み出し発展の年となることを願い、松や水仙などを生け、「新た」という名前の作品を仕上げました。
例年は全国からおよそ1500人の門下生が集まりますが、去年に続いてことしも新型コロナの感染対策として人数を制限し、参加したのはおよそ400人だったということです。
岡山から参加した17歳の女性は「とても貴重な場で花を生けることができ、うれしく思います。ことしは生け花が上手にできるよう頑張りたいです」と話していました。