草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約に署名

東京, 12月06日, /AJMEDIA/

2023 年 12 月 5 日、和田日本国大使は「ヤルドゥムル県家庭保健センター建設計画」の被供与団体であるヤルドゥムル県中央病院との間で贈与契約に署名しました。署名式には、当国の地域医療を統括する TABIB(医療保険庁地域医療局)の代表者らも出席し、同中央病院のラシム・アクバロフ院長の署名に立ち会いました。
本案件は、ヤルドゥムル県チャナフブラク村に家庭保健センター(面積:242 ㎡、家庭医療室2、処置室1、婦人科室1、オンライン診療室兼多目的室 1、検査室1、給湯室兼休憩室1、救急処置室 1、ワクチン接種室兼児童預かり室1、更衣室1、倉庫1、歯科治療室1、トイレ(個室 2 室))を建設するものです。同センターの建設によって一次医療へのアクセスが向上し、対象地域 15 村の住民への医療インフラ及び医療サービスの向上につながることが期待されています。本案件では施設の建設費用として日本国大使館から 90,000 米ドル(約 152,100 マナト)が供与されます。
被供与団体であるヤルドゥムル県中央病院は、同県の医療の中心を担う公立の医療機関であり、また県内の診療所、家庭保健センター等の一次医療を統括しています。本案件実施後、同県中央病院は、建設された家庭保健センターを所有し、運営及び維持管理を行います。
今回の署名をもって、これまでアゼルバイジャンで署名された草の根無償資金協力による事業は総件数 286件、実施地域は 59県にのぼり、供与総額は 2, 416万米ドル(約 4,083万マナト)を超えています。
草の根無償資金協力は、住民に直接裨益する比較的小規模な事業のために必要な資金を供与するものです。被供与団体として、地方公共団体、教育機関、医療機関等の非営利団体が資金協力を要請することができる事業です。

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