東京, 10月20日, /AJMEDIA/
トラス英政権のブレイバーマン内相が19日、辞任した。直接の理由は自身の閣僚規範違反だが、経済失策を巡る混乱の責任を取ろうとしないトラス首相を暗に批判する行動とも受け取られている。14日のクワーテング財務相更迭に続き、政権発足から1カ月強での重要閣僚辞任は首相にとって大きな打撃で、さらなる求心力低下は必至だ。
ブレイバーマン氏は、個人メールで公文書を送り「ルールに違反した」として引責辞任した。一方で首相に宛てた辞表では、「過ちをなかったことにして魔法のようにうまくいくと思うのは真の政治ではない」「私は間違いを犯し、責任を受け入れて辞任する」と表明。不法移民対策などの公約への対応が不十分とも指摘し、「政府の向かう方向を懸念する」と記している。