東京, 9月26日, /AJMEDIA/
5人組グループ・Da―iCEの花村想太(31)がミュージカル「ジャージー・ボーイズ」(22年秋、東京・日生劇場)で、中川晃教(38)とのダブルキャストで主演を務めることが25日、分かった。
1960年代の米国で“天使の歌声”と称された歌手フランキー・ヴァリのグループ「ザ・フォー・シーズンズ」の栄光と挫折を描いた物語。2004年に米国で初演され、世界的な人気を博し、14年にはクリント・イーストウッド監督によって映画化され大ヒットした。2016年の日本初演から主演する中川に加え、今回は作曲家ボブ・ゴーディオの厳しい審査をクリアした花村が2人目のヴァリ役に抜てきされた。4オクターブの歌声を持つ花村は「中川さんたちが作り上げた日本版の『ジャージー・ボーイズ』のブラッドを取り入れ、僕自身も新しい血を注入したい」と決意表明した。
本作は20年夏に予定されていたが、コロナ禍で全公演中止になり、同年11月に花村自身も感染。ミュージカル初挑戦となった「RENT」が公演中止に追い込まれた。療養中は「虚無感で何も手につかなかった」。支えとなったのは、SNSに届いたファンのメッセージ。「改めて音楽と向き合い、歩き出すことができた」と感謝する。
結成10周年を迎えたグループは、6月から初の全国アリーナツアーを敢行。人気YouTubeチャンネル「The First Take」で披露した「CITRUS」の再生数は1175万回を突破した。グループとしての勢いも増す中、花村は「暗い話題が続く時代だからこそ、エンターテインメントで勇気や幸せを届ける手助けをしたい」と新たな挑戦への覚悟を示した。