舟橋村長が失職 パワハラ対応で不信任再可決―富山

東京, 10月26日, /AJMEDIA/

 富山県舟橋村議会は26日、臨時会を開き、役場内のパワハラ問題への対応が不適切だったとして、古越邦男村長(69)への不信任決議を全会一致で可決した。不信任は議会解散を経て2度目となり、地方自治法の規定により古越村長は失職した。50日以内に出直し村長選が行われる。古越氏は出馬の意向を示している。
 古越氏は議会終了後、記者団に「大変重たく受け止めている。(村を)再生すると伝えているにもかかわらず、それが伝わらなかったことは非常に悔しい」と述べた。
 役場内でのパワハラを巡っては、10年以上にわたって職員間で暴言や侮辱が繰り返され、全職員の3分の1に当たる約10人が被害に遭っていたことが判明。村議会は「看過してきた古越村長の責任を見過ごすことができない」などと指摘し、9月定例会で不信任決議を全会一致で可決した。
 これに対し古越氏は、問題の改善に取り組むことが自身の責任だと主張し、辞職せず、即日議会を解散。しかし、解散に伴い18日に告示された村議選で村長側は候補者の擁立を目指すもかなわず、不信任決議に賛成した5人を含め、定数と同じ7人が立候補し無投票で全員が当選した。

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