東京, 7月20日, /AJMEDIA/
北海道・知床半島沖で昨年4月、26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、運輸安全委員会は19日、今月26日に開催する「意見聴取会」の公述人に、学者ら5人を選定したと発表した。オンラインのライブ配信で聴取会の一部は公開する。
沈没2日前、ハッチに隙間か 浸水との関連分析へ―知床観光船事故・運輸安全委
聴取会は、事故原因などを記す最終報告書を取りまとめる上で、学識経験者や関係者に参考意見を求める手続き。運輸安全委の前身組織では、日航ジャンボ機墜落事故、JR福知山線脱線事故などの調査で計8回開かれたが、船舶事故では初となる。
同委によると、氏名が公表された公述人は、中尾政之・東大大学院教授、矢吹英雄・東京海洋大名誉教授、田川俊一弁護士で、26日午前中に公開で意見を聴く。ほか2人は非公開を希望しており、同日午後に別途意見を聴取するという。