東京, 01月08日, /AJMEDIA/
航空機どうしの衝突事故の影響で閉鎖が続いていた羽田空港のC滑走路は8日、運用が再開されました。
羽田空港では、連日200便以上の欠航が続いていましたが、運用の再開で発着回数は平常どおりになるということです。
今月2日、日本航空の旅客機が羽田空港に着陸した直後に滑走路上にいた海上保安庁の航空機と衝突して炎上する事故が起き、現場となったC滑走路は閉鎖が続いていました。
C滑走路では国の運輸安全委員会の調査などのあと、機体の撤去や滑走路の修復が行われ、8日午前0時に、運用が再開されました。
国土交通省は、当初、着陸機に電波を出す装置に影響が出ている可能性があり、運用再開後も、風向きによっては発着回数が減るとしていましたが問題がないことが確認され、発着回数は平常どおりになるとしています。
ただ、滑走路脇の一部の灯火が損傷し、修復に最大1か月程度かかることから、この間、都心上空を低い高度で飛ぶケースがこれまでより増えるということです。
国土交通省は「飛行ルート周辺の住民の方にはご迷惑をおかけします。できるだけ早く本来の運用に戻せるよう取り組んで参ります」としています。
羽田空港では、事故のあと、連日200便以上の欠航が続いていました。
8日国内線 全日空は全便運航予定 日本航空は14便で欠航
日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で多くの便が欠航していた羽田空港を発着する国内線は、8日、事故が起きた滑走路の運用が再開され、全日空では全便を運航する予定です。
日本航空は一部影響が続き、羽田空港と大阪空港、福岡空港、それに熊本空港を結ぶ14便で欠航が決まっていますが、それ以外の便は運航を再開する予定です。全便の運航再開は今月10日になる見通しです。
日本航空と全日空によりますと、この事故の影響で今月2日から7日までの6日間に、国内線合わせて1227便が欠航し、およそ22万1910人に影響が出たということです。