東京, 6月27日, /AJMEDIA/
シリコンバレーの日本人起業家、内藤聡氏率いる「Anyplace」が好調だ。6月には約11億4000万円をエクイティ、約2億8000万円をデッド、計14億2000万円の資金調達を実施し、シリーズBを完了。リモートワークに特化したサービスは、全米で100室を数えるまでに成長している。「このジャンルのカテゴリーリーダーになれるチャンスを逃さずに取り組みたい」とする内藤氏に、現在の米国のスタートアップ状況や、Anyplaceの今後について聞いた。
Anyplaceは2015年、シリコンバレーで設立。2021年に開始したAnyplace Selectは、コロナ禍で急増したリモートワークの普及も後押しし、人気を確立した。「リピートして使ってくれるお客様が多いのが特徴。ただ、ユーザーインタビューをすると、ロサンゼルスで使えたのにアトランタには拠点がなかったなどの声を聞くことが多い。これは大きな機会損失。物件のネットワークを築くことが次の課題」と、調達した資金は拠点の開発に充てる。