米共和、トランプ氏起訴で一斉に検察批判 民主は擁護、分断浮き彫り

東京, 4月1日, /AJMEDIA/

【ワシントン時事】トランプ前米大統領の起訴を受け、共和党の有力者は30日、「言語道断」(ペンス前副大統領)などと一斉に検察を非難し、トランプ氏擁護に回った。一方、民主党側は検察の判断を支持。米政界の分断が浮き彫りになった。
米地区検事長に脅迫状 トランプ氏巡る疑惑捜査

 マッカーシー下院議長(共和)はツイッターで「アルビン・ブラッグ(検事)は大統領選を妨害しようと、米国に取り返しのつかない損害を与えた」と主張。「下院はブラッグの未曽有の職権乱用を追及する」と「復讐(ふくしゅう)」を誓った。
 共和党の指名候補争いでトランプ氏の最大のライバルになると目されるフロリダ州のデサンティス知事も、「政治的意図による司法制度の武器化は、法の支配を根底から覆す」と足並みをそろえた。
 一方、民主党のペロシ前下院議長は声明で、「大陪審は事実と法律に基づいて行動した。法の上に立つ者はない」と指摘。同党のシフ下院議員も「前大統領の起訴は前代未聞だが、トランプの不正行為も前代未聞だ」とツイートした。
 バイデン大統領は31日、記者団に「この件についてはコメントしない」と語った。

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