東京, 7月14日, /AJMEDIA/
【ロサンゼルス時事】伝統を誇る米男子ゴルフのPGAツアー。日本勢では通算8勝の松山英樹(31)の孤軍奮闘ぶりが目立つが、若手の日本選手たちも、本場での活躍を目指してチャレンジしている。
桂川、初舞台で健闘 全英ゴルフ
同ツアーによると、今季米国外からは24の国・地域から79選手が参戦。アジア勢は韓国が最多の9人。松山と小平智(33)の日本、中国、台湾が各2人で並ぶ。本格参戦10シーズン目の松山は「(日本選手が)来てくれたら、また違った感じになるんじゃないかと思う」との考えを示す。
2018年にツアー優勝した小平は「すごい選手を見られる。(スコアを落としても)みんな諦めないので、モチベーションも上がる」と語る。強豪選手を常に輩出する厳しい環境で戦い続け、自身の成長も実感する。
PGAでは今年、次シーズンの出場権が得られる予選会(Qスクール)が復活する。従来の米下部ツアー経由のPGA昇格に加えて、新たなルートができた格好だ。
日本ツアー1勝の桂川有人は今年、主戦場の米下部ツアーで苦戦続き。しかし「どんどん挑戦したい」と積極的で、PGAツアーのジョンディア・クラシックの月曜予選会に出場。24歳で同い年の大西魁斗と共に見事、関門を突破し、6~9日の本戦出場を決めた。
大西は予選ラウンドで姿を消したが、桂川は2日目に63の好スコアをマークするなど決勝ラウンドに進出。最終的には26位と健闘した。
日本ツアーの賞金ランキングで現在トップに立つ中島啓太(23)は22~23年シーズンの米ツアー4試合に出場。「米国で試合を続けられるような、そういう選手を目指して頑張りたい」と、志は高い。