東京, 12月29日, /AJMEDIA/
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は28日、米石油大手エクソンモービルが、石油会社への新たな課税措置を導入する欧州連合(EU)を提訴したと報じた。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー高で利益が膨らんだ業界に対する増税に反発。他の石油大手も増税撤廃を求めて追随する可能性がありそうだ。
エネルギー価格の高騰で石油大手各社の今年の利益は過去最高水準に達する見通し。一方、欧米諸国は、光熱費負担に苦しむ家庭や企業向け支援策の財源として、石油業界への課税強化による税収を充てる考え。こうした税は、労せずして得た超過利益に課されるものとの意味を込めて「棚ぼた税」と呼ばれる。