米、4回連続0.75%利上げ インフレ抑制重視を継続―FRB

東京, 11月3日, /AJMEDIA/

米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.75%引き上げることを決めた。通常の3倍となる利上げ幅は4会合連続。高止まりするインフレを抑え込む強い姿勢を改めて示した。
 利上げは6会合連続。政策金利は年3.75~4.00%と、事実上のゼロだった今年3月から8カ月足らずで、2008年以来となる4%付近に達する。日米の金利差拡大を背景に、外国為替市場では円安・ドル高圧力が続くとみられる。
 決定は全会一致。FRBは会合後の声明で「インフレ率を2%に戻すため、十分に景気抑制的な金融政策スタンスにする」と強調、利上げ継続の方針を維持した。
 パウエルFRB議長は記者会見で、強い雇用情勢や高インフレを踏まえれば「前回9月の会合の想定よりも政策金利の最終的な水準は高くなる」と明言した。9月時点では、来年末までに年4.50~4.75%までの引き上げが予測されていた。
 一方、これまでの引き締めが経済全体やインフレに及ぼす効果をにらみつつ、早ければ次回12月の会合で利上げペースを緩める可能性を示唆した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts