笹生、全米女子再び制す 渋野2位、日本勢ワンツ―ゴルフ

東京, 6月3日 /AJMEDIA/

女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子オープン選手権は2日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、前日5位の笹生優花が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回って通算4アンダーで逆転し、3年ぶり2度目の優勝を果たした。メジャー2勝は男女を通じて日本勢初の快挙。

 4位から出た渋野日向子は72とスコアを落としたが、1アンダーで単独2位。日本勢のワンツーフィニッシュとなった。

 ◇優勝者の略歴

 笹生優花(さそう・ゆうか)日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれる。8歳でゴルフを始め、フィリピン代表として18年ジャカルタ・アジア大会で個人戦、団体戦とも優勝。19年に国内プロテスト合格。尾崎将司の指導を受け始める。20年8月に日本ツアーで2戦連続優勝。270ヤードを超える飛距離が持ち味で、21年の全米女子オープンで畑岡奈紗とのプレーオフを制して日本女子3人目のメジャー制覇。米ツアー2勝。166センチ。22歳。フィリピン出身。 

 

 ◇全米女子オープン選手権

 全米女子オープン選手権 1946年に第1回が行われた現存する最古の女子メジャー。今年で79回目の開催。全米ゴルフ協会が主催する女子最高峰の大会で、深いラフや狭いフェアウエー、高速グリーンなどタフなコースセッティングで知られる。

 日本勢は87年に岡本綾子がプレーオフで敗れて2位。新型コロナウイルスの影響で12月に延期された20年は渋野日向子が4位に入った。笹生優花は21年に畑岡奈紗とのプレーオフを制して日本勢初制覇を遂げ、今回は3年ぶり2度目の優勝となった。

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