東京, 1月15日, /AJMEDIA/
DeNAで抑えの座を狙う2人が対抗心を燃やしている。三嶋一輝、山崎康晃の両投手だ。
2人は今オフ、神奈川県内でともに自主トレーニングに励む。初日の6日は毎年恒例の山登りに始まり、雪が舞う中でノックや坂道ダッシュなどをこなした。三嶋は「みんなライバル。いいものを盗んで、いい自主トレにしたい」と話し、競争意識を高めている。
抑えが不安定だったことは、昨季チームが最下位に沈んだ一因となった。開幕から九回を任された三嶋は自己最多の23セーブを挙げたものの、好不調の波が目立った。山崎も抑えでは力を出し切れずに2軍落ちも味わった。
三嶋は昨年の経験を生かして精進を誓う。「抑えをやって、成績がチームに直結すると感じた。優勝するチームには、いい数字を残すクローザーがいる。自負を持って、結果を出して優勝を狙う」と決意を示す。自身の安定感を増すことが、チームの浮上には欠かせないと自覚する。
2018、19年に最多セーブに輝いた山崎は「正々堂々とポジション争いをする。もう一度僕が目指している場所に戻りたい」と宣言。昨年はさまざまな球種の習得にも挑戦したが、「勝負どころはやっぱり真っすぐ。自分の生命線だと思っている」。原点に返って直球に磨きをかけ、抑えの座を奪い返す気概を見せている。