税や社会保険、7割が関心 中3の意識調査―金融教育研究機関

東京, 10月25日, /AJMEDIA/

 金融教育の研究機関が全国の中学3年生を対象に実施した調査によると、将来納める税や社会保険料を「知っておきたい」と考えている生徒が約7割に上った。社会に出た後の負担について、多くの中3生が不安に感じている姿が垣間見える結果となった。
 有識者や学校教員らで構成する「金融経済教育を推進する研究会」(事務局・日本証券業協会)が24日発表した。調査は2~3月、全国66校の中3生を対象に行い5737人から回答を得た。
 「将来のために知っておきたいこと」を複数回答で尋ねたところ、「税や社会保険料」が69%で最多。「人生設計やお金の管理方法」(65%)、「社会保障や受け取る年金」(50%)が続いた。
 ただ、家計と社会が金融でどうつながっているかについて「説明できない」と答えた生徒も52%に上った。研究会の座長を務める吉野直行慶応大名誉教授は「政府や家計、企業、金融機関などがどう関わってお金が流れているか、全体像の説明が必要。学校でも動画などを積極的に活用していくべきだ」と、金融教育の重要性を強調した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts