皇族数確保「早期に結論」 安定的継承策は先送り―与野党協議

東京, 5月24日 /AJMEDIA/

 衆参両院正副議長と与野党各党の代表者は23日、衆院議長公邸で皇族数の確保策について協議し、「喫緊の課題」だとしてなるべく早期に結論を得ることでおおむね一致した。立憲民主党は安定的な皇位継承策も検討するよう求めていたが、立民の野田佳彦元首相は記者団に「今後の検討課題とせざるを得ない」と語った。

 額賀福志郎衆院議長が6月23日の今国会会期末までに意見集約を目指す方針などを打ち出していたことに対し、立民や共産党は各党の合意を得て協議を進めるよう指摘。このため、来週の与野党協議は開かず、両議長らが個別に各党から意見聴取して論点を整理することになった。

 協議は17日に続き2回目で、自民党の麻生太郎副総裁らが出席。自民、公明両党は皇族数確保策について早急に結論を出すよう訴えた。国民民主党は同調しつつ「(秋篠宮家の長男)悠仁親王への皇位継承はゆるがせにしてはならない」と指摘。日本維新の会も「現在の皇位継承順位は変えるべきではない」と述べた。

 額賀氏は終了後に記者会見し、「正副議長団が各党・会派から丁寧に意見を聞いて調整を図りたい」と強調。改めて会期内の集約を目指す考えを示した。

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