田中達也 “見立て”に暮らしを豊かにするヒントが?

東京, 9月16日 /AJMEDIA/

ミニチュア写真家/見立て作家の田中達也さん。
日用品や食品を別のものに見立てた写真を毎日SNSで発信。Instagramのフォロワー数は2024年8月末時点で380万人を超えています。連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックも担当したことでも知られています。見立ては私たちの暮らしにも通じると考える田中さん。作品だけでなく、見立ての発想そのものを伝えることに力を入れ始めています。どういうことなのでしょうか?

見立ての発想を伝える展覧会
この夏、田中さんは新しい展覧会を開催しました。見立てに使った道具の形・色・動きなど、作品づくりの着眼点ごとに分類・展示し、作品を通して、田中さんの発想のプロセスを伝えることが大きなテーマです。

(田中さん)
たとえば風景として山を表現したいって考えるとするじゃないですか。山を簡単なイラストに描くと三角形ってことになるわけですね。ということは、世の中にある三角形のものを見つければ、何でも山に見立てることができるというわけなんですよね。

(田中さん)
ここではサンドイッチなんですけど、たとえばほかの例でいうと、おにぎりが山になっていたり。スイカで三角形のヨットを表現したり。ひとつの三角とか四角だけとっても、いろいろ知ることができるんじゃないかと思います。

(大川)
こっちは、ウエディングドレス?
(田中さん)
これもサンドイッチの山で説明したものと似てるんですけど、スカートもイラストで簡略化すると三角形なわけですよね。ソフトクリームも三角形に近い形をしているので、けっこう、山に見立てられるものはスカートにも見立てられることが多いんですよね。以前、ソフトクリームの中腹に登山家の人形を置いて、雪山みたいに表現したんですけど、ソフトクリームの雪山ができるんだったら、これもスカートにできるというので作ったものになりますかね。

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