生成AIは堂々とウソをつく–科学者が語る、賢く使うための5つのヒントとは?

東京, 3月20日, /AJMEDIA/

 ジャーナリズムの世界には昔から、「愛していると母親に言われても、裏を取れ」という格言がある。つまり、誰よりも信頼できる相手にさえ懐疑的にならなければいけないということだ。では、話している相手が母親ではなく、OpenAIの「ChatGPT」のような生成人工知能(AI)モデルだったらどうだろう。コンピューターは、信頼できるのだろうか。

 先頃開催された、映画、音楽、インタラクティブメディアのカンファレンスである「South by Southwest」で、カーネギーメロン大学(CMU)の2人のコンピューター科学者が語った話については、どうだろう。これも同じことだ。自分で確かめよう。

 テキサス州オースティンで開かれたこのカンファレンスでも、話題が集中したのはAIだった。信頼性の問題、人間の仕事の変化といったテーマについて、AIの将来の展望と全体像が専門家の間で論じられた。CMUの助教を務めるSherry Wu氏とMaarten Sap氏は、とりわけAIの現在の状況に焦点を当て、大規模言語モデル(LLM)でトレーニングされたAIチャットボットなど、現在出回っている一般的な生成AIツールを、誤ることなく適切に使うヒントを示した。

 「生成AIは、実のところ完璧にはほど遠く、人々が使いたいと考えている用途のすべてに適しているとは言いがたい」。Sap氏はこう話している。

 AIより賢くあるにはどうすればいいのか、そのための5つのヒントをご紹介しよう。

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