球場に響く応援歌 戻ってきたファンの声援―プロ野球

東京, 4月1日, /AJMEDIA/

プロ野球は今季から新型コロナウイルス感染対策が緩和され、公式戦では4年ぶりに声出し応援が解禁された。31日に行われたセ、パ10球団の今季初戦では、各球場が熱気に包まれた。
戻ってきたファンとの交流 規制緩和、各地で盛況―プロ野球

 神宮球場で行われたヤクルト―広島では試合開始と同時に、両チームの応援が盛り上がった。一回表の広島の攻撃が始まると、赤く染まった左翼席ではファンがその場で立ったり座ったりする名物のスクワット応援。その裏にヤクルトの村上宗隆内野手が先制2ランを放つと、本拠地のファンが「東京音頭」を合唱した。
 ソフトバンク―ロッテが行われた福岡ペイペイドームはほぼ満員。客席の多くを埋めたソフトバンクファンからはトランペットの演奏に合わせて大声援が送られた。
 敵地に乗り込んだロッテファンも飛び跳ねながら応援歌を熱唱し、指笛を響かせた。東京都から仕事の休みを取って駆け付けた八木原拓哉さん(38)は「去年までは座って見ることに慣れていたが、やっぱり楽しい」と声を出しての応援を満喫していた。
 今年はオープン戦で声出しが認められ、球界は日常を取り戻しつつある。巨人の丸佳浩外野手は「今までも球団がスピーカーで(応援歌を)流してくれたけど、やっぱり違う。野球選手をやっていてよかったなという気持ち」と言葉に実感を込めた。選手やファンが待ち望んだ光景が戻ってきた。

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