現職と脱原発派が届け出 36年ぶり村長選、核ごみ争点―北海道神恵内村

東京, 2月22日, /AJMEDIA/

 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分地選定の文献調査が進む北海道神恵内村で22日、任期満了に伴う村長選が告示され、調査の受け入れを決めた現職と脱原発活動に取り組む新人の2人が届け出た。36年ぶりとなる選挙戦では、調査の是非が争点となる。投開票は27日。
 立候補したのは、現職で6期目を目指す高橋昌幸氏(71)と、新人で元会社社長の瀬尾英幸氏(79)の無所属2人。
 地元商工会の請願などを踏まえ、高橋村長が2020年に文献調査の受け入れを決定。高橋氏は、調査により国から配分される交付金などの活用を通じ、「水産、商工観光業を振興し、老朽化施設を建て替え、村民の幸福感を高めたい」との考えを示す。瀬尾氏は「(文献調査の次の段階となる)概要調査への移行には反対」と訴える。

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